高度浄化技術の開発

(株)公害防止機器研究所が開発したNOx除去技術装置「MKNシリーズ」と、
従来水への吸収が困難な、一酸化窒素（NO）の酸化技術を組合せ、
NO比の高いNOxに対しても、非常に高い除去性能を実現可能にした新しい技術です。

主な対象プロセスと排気ガスの特徴

これまでは、大風量の処理に、一酸化窒素(NO)を酸化還元してから薬液に吸収するため、
大型の充填塔に加え、廃液処理や排水中の窒素処理、及び産業廃棄物を伴う大掛かりな装置と
なる上、多大な維持費が必要といった問題点がありました。
これらの問題点を一挙に解決し、コスト削減が可能になりました。
複数の設備や、維持費も大幅に削減、 さらに、硝酸の回収も可能なため、
再利用ならびに利益還元という大きな効果が期待できます。

NO酸化によるフィルターイメージ

NOx排ガスの性状と発生源から種別すると85～95%が一酸化窒素(NO)からなり、
NOx濃度が低い燃焼系NOxと種々の化学反応により生じ、二酸化窒素(NO₂)比率が高く
かつNOx濃度も5,000ppm以上の化学反応系NOxとがある。
日本で年間200万トン放出されるNOxのほぼ半分は、自動車排ガスであり、
除去の難しい燃焼系NOxである。



上記のとおり水と反応し硝酸として容易に水に吸収されます。